【ホームインスペクション】のタイミング

query_builder 2022/09/26
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今回は中古売買で耳にする「ホームインスペクション」についてご紹介いたします。


ホームインスペクションとは、直訳すると「家の検査・視察」という意味です。
既存住宅現況検査技術者や既存住宅状況調査技術者の資格を持った人が、基礎や外壁、屋根など住宅の性能の計測や、ヒビ割れや傾斜などを目視で確認し調査することです。
ホームインスペクションの合格基準は「瑕疵がないこと」「瑕疵を補修すること」です。


中古物件を購入する際に、この建物の性能は大丈夫なのだろうか、というのは皆さまが描く感情です。

では、ホームインスペクションを実施するタイミングはいつが望ましいのだろうか。実際の取引事例では売買契約前に実施をしたいというリクエストが一番多くあります。購入前に実施をして不安解消をしたい、場合によっては購入を見送りたい、という考えからくるものでしょう。

しかしながら購入前に実施するには売主からの了解を得る必要があり一定のハードルがあります。また重要なのがそのタイミングです。不動産の売買はスピードがとても必要になります。具体的には売買契約を結ぶ前に購入申し込みをするのですが、ホームインスペクションを実施している間にほかの購入希望者が購入申し込みを入れてしまい、せっかく検討してた物件の購入を逃してしまうという事態にもなりかねません。

そういった意味では購入者目線において、ホームインスペクション済みの物件のほうが安心してスピーディに判断ができることになるかもしれません。


また逆の視点からすると、売主側もホームインスペクションを実施した状態で売却に出すことで、より購入をしてもらいやすい環境が整うとも考えれらます。

売主によっては思わぬ欠陥や不具合が出ては売れないのではないか、という心配をして実施をされないケースもあります。ですがこれだけの情報社会ですから、のちに同じ事実が発覚してトラブルになるよりもネガティブな情報ほど正直に出して、適正に判断をしてもらったほうが長い目でみて安心なのではないでしょうか。


一括査定では机上の査定となり、売却額の目安にはなりますが、やはり現地調査のうえ適切な査定が、結果として売却額や売却時期を見極めるには必要となります。急がば回れ、でしっかり査定をしてもらうことで、売却に向けて本当に必要な準備が見えてくるかと思います。



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